zoomで授業(その9)

Zoom授業9回目。

グループワークの比重が増えると、グループ毎の個性が出るし、進捗に差が目立つようになってきました。教室での授業なら、遅れたチームに張り付いて刺激したり、手の施しようはあるのですが、オンラインは、相当気をつけないと、むしろ差がどんどん開いていきます。先週、ブレイクアウトでルームを渡り歩いている内にzoomがフリーズしたので、今回は、丁寧に一つずつ見て回るようにしました。やはり遅れているルームは会話が滞り、カメラを見るより視線が下を向きがちという傾向があります。話題を振って、話が進むように仕掛けをしてから次の部屋へ。

授業中(ブレイクアウト中)にトラブル発生。今回は、Googleスライドを各グループに割り当て、そこでサンプルを見ながら、自分たちで独自のペルソナを設定したりカスタマージャーニーの要素を埋めていく、というものですが、「先生ファイルが反応しません!」とヘルプコール。ルームへ入って共有画面を見て「ダブルクリックしてみて」と言ってやってもらったら反応しません。これはやばい、と教師画面を手元で開いてセッティングを確認した所、10ルームの内、なぜかこのルームだけファイルが「閲覧」モードになっていました。これでは編集できるわけない。ということで、あわてて編集権限を付与して作業を開始してもらいました。何度かチェックしたはずなんだけど、どこかで設定を戻してしまったか見逃したか、、、ルーム数が多い場合のチェックの仕組みも何か考えたほうがよいかもしれません。

さて、何人かの学生からGoogle Classroomで問いかけを投げるんだけど、通知が来ないので情報を見逃すことがある、という指摘がありました。調べてみると、Classroomには「通知を有効または無効にする」機能があるので、ここをONにすることが必要(デフォルトはONと思われる)。また、複数のクラスに所属している場合、クラス毎に通知を受けるか否か設定できることがわかりました。

Googleの解説ページはこちら→

そうこうしている間に、学生たちの中で動きの素早い連中は「LINEグループ」を作って、そちらで授業時間外はコミュニケーションしよう、ということになっていました。やはり使い慣れたツールのほうが圧倒的に便利、LINE恐るべし、使えるものは教育にも使えば良いじゃん、ということで、ここはおまかせとしました。

先週の授業では、Googleフォームを使ってオンラインアンケートを作ってもらいましたが、各グループ苦戦し、フォームが完成したところは一つもなし、という状態でした。やむなく今週は、授業の頭に、積み残し分のワークを入れ、本来の今週の授業に突入しましたが、はやり詰めつめな感じになり、今週の一部がまた積み残しとなってしまいました。ただ、今週のワークは主に「ペルソナ」「カスタマージャーニーマップ」作りで、各人想像を膨らましながら話ができるテーマだったの、ディスカッション自体は前向き、スムースに進んだようです。そこは以下のレポートからも伺いしれます。「顧客の立場になりきり、活動をしていくよう設定することで自分では思いつかないような悩みや、自分では出会わない環境下での問題を発見することが出来た」「話し合いも盛り上がり、グループ内で発言しやすい環境を作ることができた」「今までのグループワークの中で一番テンポよく話を進めていくことができたし、楽しく話し合うことができた」気になっていた一番進みの遅いグループも、これまでの中では一番の話し合いができたようで今後の挽回に期待したいと思います。

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